西尾角の家

角地の家と言えば、角に立っていればみな角地の家ということになりますね。でもここでは角地でないと見られない屋根に特徴のある建物を特集したものです。それらの建物は一様に古い建物ですね。やがては見られなくなってしまうかも…　と心配しております。

西尾には古くて見ごたえのある角地の家が何棟もありますね。保存してほしいと思いますが、1棟また1棟と姿を消してしまいます。

立派な角地の家を見つけると、うーんと唸って棒立ちになるのですが、残念ながら岡崎ではまだ見つかりません。岡崎は広いですから、きっとどこかにあるのではと思っていますが…

それほど大きな家でもないのに、この位置からでも鬼瓦が10個見えます。こんなに屋根を重くしては、それなりの柱や梁を使わなくては持ちません。、よほどか裕福な家庭だったんでしょうね。

ＪＲ半田駅前一帯は、かっては一大繁華街だったようですね。今も随所に魅力的な古い建物が残っておりますが、この和菓子屋さんなどは本当に唸って見上げてしまいます。　3方向に入り口があって、これこそ角地ならではの造りですね。　　一方のデブちゃんは、角地にありますが私の言う角地の家の造りには該当しません。説明が難しいですが、建物が四角か五角かの違いです。お分りいただけますでしょうか。

この二つの角地の家も、四角と五角です。有松のほうは四角ですが、これは大きくてスケッチしがいのある建物ですね。　遊郭にはもっとずっとものすごい角地の家がありましたが、ビュービュー風の日でしたので、小さいほうを急いで描きました。

この杉田茶館さんを見ていただくとよく分かると思いますが、道路のために角を少し削られて建てられ、そのために三角形部分が１個、鬼瓦が３個余分に乗っている建物。それが西尾にはたくさんあることに気づきました。

このような建物は角地特有のもので、そうどこにでもあるものではありません。しかも新たに作られる建物ではまだお目にかっかったことがありません。やがては消えてしまうのでしょうか。今のうちに１軒でも多く見つけて、描き残したいと思っております。

はじめて鳴海町を訪れたのは０８年の５月下旬でした。旧東海道を歩いていまして藤村屋さんを見つけたときは喜びと感激で立ち尽くしてしまいました。これぞ捜し求めていた角地の家で長い年月をえた美しさは格別であり、今まで残しておいてくださった家主様には感謝の気持ちでいっぱいになりました。

宝屋さんのところは道が狭く車がひんぱんに出合うため始めは屋根に気付きませんでした。三つの三角屋根を見つけたときここにもあったんだと２度目の感激を味合うことが出来ました。おはぎ屋さんでとてもよくはやるお店です。

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